「仁」の原義と古代の數理

二十四史の「仁」評價「天理」觀を基礎として
東京大學東洋文化研究所報告　

雄山閣
平勢隆郎　

• 価格: 26,400円（本体24,000円＋税）
• 発行年月: 2016年12月
• 判型: Ｂ５
• ISBN: 9784639024538

内容情報

[BOOKデータベースより]

「仁」と「天理」はどう語られてきたか―『春秋』三伝・『論語』をはじめとする経典類から二十四史まで、さらに「侯馬盟書」等の出土史料を渉猟して「仁」の原義とその変質、「天理」観との関わりを検討し、その観念と暦・天文・度量衡・十二方位・楽・易との関係、建築物への數理的表象に説き及ぶ。

第１章　正史を通して知る「仁」と「天理」（正史を通して知る「仁」；正史を通して知る「天理」；他の正史の「仁」と「天理」；『史記』・『漢書』・『晉書』・『舊唐書』・『新唐書』・『明史』の「仁」・「天理」；『後漢書』〜『元史』の「仁」；『後漢書』〜『元史』の「天理」；緯書の「仁」・「天理」）
第２章　先秦史料を通して知る「仁」とその原義（經典と「仁」；『春秋』三傳と「仁」；『論語』の「仁」と侯馬盟書；『論語』・『孟子』・『荀子』・『韓非子』・『禮記』の「仁」；『春秋』三傳の「仁」―附：『尚書』と『毛詩』の「仁」等）
第３章　古代の數理（三正説と數理；天理の物と建築）
終章　先行研究とどう關わるか

[日販商品データベースより]

「春秋」三伝・「論語」などの経典類から二十四史、「侯馬盟書」などの出土史料を渉猟し「仁」の原義とその変質、「天理」観との関わりを検討。その観念と暦・天文・度量衡などとの関係、建築物への數理的表象に説き及ぶ。