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[BOOKデータベースより]
日本の大学はドイツの大学をモデルに創られたといわれる。だが、ドイツでは、哲学部には全ての学問の王者として自然科学も含まれ、19世紀後半におけるその分離設立への道程は激しい葛藤が伴った。しかし日本では、そうした葛藤を経ることなく次々と理学部、工学部など独立的に設置され、哲学部が大学の中心的地位を占めることもなかった。こうした歴史的経験の差異は制度的類似を超えて、わが国の大学に欧米と異なる奇妙な欠落を生んだのではないか。国家と大学の関係、教授選任の変遷はじめ厳密なドイツの大学の歴史叙述を展開しつつ、同時にわが国大学に対する注視を呼び覚ます、白眉の大学史研究。
第1部 ドイツにおける近代大学の成立(ドイツ大学史における一八世紀の位置;一九世紀に至るまでの私講師の系譜にかんする考察;大学教師の精選とハビリタツィオンの導入;ドイツ大学史における公と私―カントの「理性の公的使用」と「理性の私的使用」)
[日販商品データベースより]第2部 古典的大学の創設と変容(ベルリン大学創設の理念;ベルリンにおける大学と学部概念;一九世紀ベルリン大学における私講師;一九世紀後半から一九六六年に至るドイツ大学史における学部編成;哲学部の歴史的変容―テュービンゲン大学の理学部の設置をめぐって)
第3部 大学大綱法施行とボローニャ・プロセスの時代(大学大綱法下のドイツ大学教師の種類―歴史的パースペクトからの考察;大学大綱法下におけるドイツ大学の教育事情;大学の改革動向;現代ドイツにおける大学教師の養成・任命・任務・給与;歴史に学ぶ)
厳密な歴史叙述の底に大学の使命に対する強い問題意識を秘め自ずからわが国大学の現況について深く考えさせる白眉のドイツ大学史研究。