- あひる
-
- 価格
- 1,430円(本体1,300円+税)
- 発行年月
- 2016年11月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784863852419
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- むらさきのスカートの女
-
価格:682円(本体620円+税)
【2022年06月発売】
- 木になった亜沙
-
価格:682円(本体620円+税)
【2023年04月発売】
- ひゃっか!
-
価格:836円(本体760円+税)
【2023年10月発売】

ユーザーレビュー (1件、平均スコア:4)
レビューを評価するにはログインが必要です。
この商品に対するあなたのレビューを投稿することができます。
-
★プロ書店員レビュー★
-
リアルとファンタジーの狭間
どこかで現実にありそうな話。でも、現実にはない話。今村夏子さんの、リアルとファンタジーの狭間でくらくらする感覚が好きだ。名前のないこどもたちと、名前のあるあひる。目的と手段。ざわざわと少しずついびつな形が見えてくる世界は、現実とかぶるような、でもそうであってほしくないような。こんな、心をざわつかせる作品、なかなかない。『こちらあみ子』と合わせて読みたい。『星の子』も発売に。2017年は今村夏子さんから目が離せない。
レビュアー:奥川 由紀子 / Carlova360 NAGOYA / 女性 / 30代
⇒「書店員のレビュー」一覧はコチラ
[BOOKデータベースより]
あひるを飼うことになった家族と学校帰りに集まってくる子供たち。一瞬幸せな日常の危うさが描かれた「あひる」。おばあちゃんと孫たち、近所の兄妹とのふれあいを通して、揺れ動く子供たちの心の在りようをあたたかく鋭く描く「おばあちゃんの家」「森の兄妹」の三編を収録。
[日販商品データベースより]■あの第155回芥川賞候補作、待望の単行本化!
文学ムック「たべるのがおそい」創刊号に掲載された注目の表題作ほか、書き下ろし2編を収録
【新たな今村夏子ワールドへ】
読み始めると心がざわつく。
何気ない日常の、ふわりとした安堵感にふとさしこむ影。
淡々と描かれる暮らしのなか、綻びや継ぎ目が露わになる。
あひるを飼うことになった家族と学校帰りに集まってくる子供たち。一瞬幸せな日常の危うさが描かれた「あひる」。おばあちゃんと孫たち、近所の兄妹とのふれあいを通して、揺れ動く子供たちの心の在りようを、あたたかくそして鋭く描く「おばあちゃんの家」「森の兄妹」の3編を収録。