- 「文法」であじわう名文
-
新典社新書 70
新典社
馬上駿兵
- 価格
- 880円(本体800円+税)
- 発行年月
- 2016年11月
- 判型
- 新書
- ISBN
- 9784787961709

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[BOOKデータベースより]
前著『文豪たちの「?」な言葉』に続いて、言葉に注目してさまざまな名文の表現を読み解く。本文を仔細に読み込むことによって、規範的な文の書き方から見ればおかしく感じるような表現にも、実は作者の細やかな心遣いがあることが見えて来る。気にしなければ見過してしまいそうなちょっとした言葉に篭められた意味を紐解いて、作品をより深くあじわおうとする、ひと味変わった文学案内。
“接続助詞”であじわう名文―夏目漱石『坊っちゃん』など(不人情でなくって;定石でなくって;取りえずは;御小遣がなくて;つかまえないで)
[日販商品データベースより]“文脈の折れまがり”であじわう名文―中島敦『山月記』など(ここへ差し出されるのを;なほ行き行きて;ばかりではない;耳を傾けている;再びその姿を見なかった)
“擬声語”であじわう名文―夏目漱石『こころ』など(びょうびょう;ひとくひとく;どきつく;活動々々)
“丁寧語”であじわう名文―獅子文六『自由学校』など(とんでもない;トンデモハップン;つまらない)
規範的な文の書き方から見ればおかしく感じるような表現にも、実は作者の細やかな心遣いがある。夏目漱石や中島敦らの作品に篭められた言葉の意味をひもといて、作品をより深くあじわう、ひと味変わった文学案内。