内容情報
[BOOKデータベースより]
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現代ではあたりまえの円周率“三・一四”が、まだ使われていなかった江戸時代。円に魅せられ、その謎を解こうとした数学者がいた。かれの名は、関孝和。日本独自の数学・和算を、世界に通じるレベルまで高め、死後、算聖とよばれた数学者の生涯を、かれを支えた人々とのつながりの中で描く。子どもと大人が共有できる新しい児童文学。
第1章 さむらいの子の勉強
第2章 円との出会い
第3章 円の謎
第4章 円周率をさがす旅
第5章 御用第一に
第6章 世界に通じる数学者
円周率「3.14」がまだ使われていなかった江戸時代。円に魅せられ、その謎を解こうとした数学者がいた。すぐれた業績をのこし、日本独自の数学・和算を世界に通じるレベルまで高めた関孝和の少年時代からの物語。
和算・・
この言葉を、私はこの本で初めて知りました。
また、この日本独自の数学「和算」が
江戸時代に、実は、世界の最先端を走っていたことも初めて知りました。
主人公の関孝和は
数学を極めるため、数学だけに没頭するのではなく
まず家族を大事にし、日々の生活を大切にしていたことにも
強く心を打たれました。
円周率の解を追い求める本筋もしっかりしたストーリーなんですが
ちょっとしたロマンスめいた展開もあり
最初から最後まで飽きさせない一冊です。
(やこちんさん 50代・兵庫県 女の子14歳)
【情報提供・絵本ナビ】