- モテる構造
-
男と女の社会学
ちくま新書 1216
- 価格
- 836円(本体760円+税)
- 発行年月
- 2016年11月
- 判型
- 新書
- ISBN
- 9784480069238
[BOOKデータベースより]
女は女らしく、男は男らしく―。旧態依然とした価値観だが、どっこい今も生き残っている。どうしてなのだろうか?性別の「らしさ規範」(女らしさ・男らしさ)が社会から消えないのは、どういう相手を性愛の対象として好きになるかという、人間の「感情」に固く結びつけられているからだ。しかも面倒なことに、性別規範は男女非対称にできている。だから「できる女はモテる」ということにはならない。本書では、社会的な性別機能の身も蓋もない現実を、透徹した視線で分析。男女それぞれの生き難さのカラクリを解剖し、社会構造変化の中でそれがどう変わりうるのかを俯瞰する。
第1章 男と女の関係学
第2章 男らしさ・女らしさとは何か?
第3章 性別規範の機能―社会にどのように利用されているか
第4章 性差別の背景―できる女はモテないか?
第5章 近代社会の構造転換―男女の生き難さの変貌
第6章 ジェンダーの発達理論
第7章 ケアは女の役割か―男が触ると「いやらしい」?
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