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あるときは古代ローマの書記官、あるときはフランス革命の死刑執行人、またあるときは世界初のソ連女性宇宙飛行士。古今の歴史のひと幕から、渦中の人物になりきって語る11の“体験談”。「虚実皮膜」の味わい。米の異才による傑作短篇集。全米図書賞最終候補、ストーリー賞受賞作品。
[日販商品データベースより]ある時は古代ローマの書記官、ある時はフランス革命の死刑執行人、またある時は世界初のソ連女性宇宙飛行士。古今の歴史のひと幕から、渦中の人物になりきって語る11の「体験談」。〈受賞情報〉ストーリー賞
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全米図書賞最終候補、ストーリー賞受賞
古代ローマの属州の書記、フランス革命の死刑執行人、ヒマラヤ・崑崙を調査するナチの探検隊、世界初のソ連女性宇宙飛行士、チェルノブイリ原発事故に遭った技師など、歴史の裏面を題材に、「作家のための作家」と評される米国の異才が放つ、11の傑作短篇集。
「ゼロメートル・ダイビングチーム」
語り手ボリスは原子力エネルギー局の主任技師。上の弟はチェルノブイリ原発の技師で、事故の当日は夜勤に就いていた。原子炉近くで釣りをしていた下の弟も事故に遭遇。ボリスは事故調査を担当するが、上の弟は3週間後に死亡した。下の弟は25歳で障がい者年金をもらって暮らす身に。事故は操作ミスのせいにされ、病院から刑務所に移された職員もいる。事故から2年後の早朝、ボリスは自然が豊かに繁茂する光景を目にする。事故の日に夜勤した職員の多くが亡くなり、地域住民の多数が癌などの病で今も苦しむ。ここにまた人が住めるようになるか、誰にもわからない……。
本書は、年代も地域もトピックも多岐にわたる、異彩を放つ歴史的フィクション。「全米図書賞」最終候補に選ばれ、優れた短篇集に与えられる「ストーリー賞」を受賞している。