[BOOKデータベースより]
終戦から一年後、満州の通化から故郷の静岡までの道のりを二人だけで引き揚げて来た幼い姉弟がいました。家族との再会の約束を果たしたい一心で、六歳の弟・キヨシちゃんの手を引き、たくましく歩き続けた十歳、いっちゃんの物語。母の体験を娘が綴る70年前の真実。
キセル煙草と干しバナナ
おかえりなさい
お正月
いってきます
おじゃまします
まんしゅう
日本が負けた日
大きな大きな穴
空っぽの家
小さなお母ちゃん〔ほか〕
終戦から1年後、満州の通化から故郷の静岡までの道のりを、2人だけで引き揚げてきた幼い姉弟がいた。家族との再会の約束を果たしたい一心で、6歳の弟の手を引き、たくましく歩き続けた10歳、いっちゃんの物語。
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●10歳と6歳。姉弟二人で…満洲から引き揚げの実話 終戦から一年後、満州の通化から故郷の静岡までの道のりを、二人だけで引き揚げてきた幼い姉弟がいました。 「キヨシちゃんの手を絶対に離してはいけないよ」 お母ちゃんとの約束をひたすら守り続けて、10歳のいっちゃんは、6歳の弟・キヨシちゃんの手を引き、果てしなく続く中国の大地を、一歩また一歩と歩き続けたのでした。 二人の願いはただ一つ。 「お母ちゃんと会いたい!」 しかし…… ●「死んじゃだめ。絶対に死んじゃだめ!」 幼い姉弟の生き抜く力に涙する。 10歳と6歳。たった二人で、満洲から故郷の静岡へと引き揚げてきた70年前の事実を、80歳の「いっちゃん」が今、子供達に向けて語ってくれます。 こんな幼い姉弟が、どうやって日本にたどり着いたのか、過酷な状況は想像に難くありません。 しかし、苦難に見舞われるたび、二人はどんどん、たくましく強くなっていくのです。 「もう歩けない」と泣く弟を、「こんなところで死んじゃだめ!」 励ましながら歩み続ける十歳の姉。 最後には、弟が姉を助けるまでにたくましく成長していくのです。