- イーヨーのあたらしいうち
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はじめてのプーさん
A house is built at Pooh Corner for Eeyore.岩波書店
アラン・アレクサンダー・ミルン アーネスト・ハワード・シェパード 石井桃子- 価格
- 1,100円(本体1,000円+税)
- 発行年月
- 2016年09月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784001160055
[日販商品データベースより]
雪のふる日、プーとコブタは、イーヨーのために家をたててやることを思いつく。ふたりはぴったりの棒を山もりみつけて、さっそくとりかかるが、その同じころイーヨーはクリストファー・ロビンをたずねて…。
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「クマのプーさん」を知っている人ならばおなじみ、百町森のしめっ地にすむ、イーヨーがあたらしいうちをもらうおはなしです。といっても、プーたちの奮闘の裏に、ちょっとしたまちがいがあったというかわいらしいおはなしです。雪がふっているある日、プーはなにもすることがなかったので、コブタの家へいくことにしました。白い山道をパタンパタンとふんで出かけたのに、コブタは留守でした。家に帰ってみると、じぶんのうちにコブタがいるではありませんか。しかも、自分のいちばん上等のいすにこしかけこんで!散歩中にごきげんな歌を思いついたプーは、コブタに「ふたりでイーヨーのところへいって、ぼくの歌をうたってやろうよ」と提案します。松林の途切れたところまで来たプーは、イーヨーのために家をたてることを思いつきます。コブタが松林の反対側に木があるといって、2人でそれを運んでイーヨ―の家をつくります。一方、クリストファー・ロビンのところへやってきたイーヨー。どんどん降ってくる雪にうもれていきながら、しめっぽく、あわれっぽく、でも威厳をたもちながら、じぶんの家がいつのまにか消えてなくなってしまった話をします。さて、イーヨ―のうちは、どうなったのでしょうか……?「はじめてのプーさんシリーズ」は、石井桃子さんの名訳そのままに、一話ごとに楽しめるのがポイント。言葉の言い回しはやわらかく、古めかしいと感じるところもあるかもしれませんが、全体的にのんびりとあたたかく響きます。E.H.シェパードの挿絵がふんだんに入り、絵童話のように読むことができます。キャラクターの「プーさん」しか知らない方には、一度ぜひ手にとってほしいお話の世界です。もってまわった言い回しのイーヨーと、ちょっぴり間がぬけていて、へんてこなしっぱいをしでかしてしまうプー。その会話が、いきいきと伝わってきます。百町森のなかまたちのキャラクターや暮らしぶりが、手にとるように伝わってきますよ。
(絵本ナビライター 大和田佳世)
同じ「はじめてのプーさんシリーズ」の「プーのはちみつとり」、「プーあそびをはつめいする」とセットで読みました。
雪降る中、プーがコブタと一緒に、イーヨーのために家を建てることを思いつきます。
「雪やこんこん ポコポン」とプーが歌う場面が、とても良かったです。
のどかな雰囲気が感じられて、ゆったりとした気持ちになりました。
小説版の「くまのプーさん」も読んでみようと思います。(クッチーナママさん 40代・東京都 女の子16歳、女の子13歳、男の子10歳)
【情報提供・絵本ナビ】