[BOOKデータベースより]
ヤクザ、ホステス、不動産業者、町の出納室長。欲望と思惑は複雑に絡み合い、互いを取り返しのつかない地点へと追い詰める。情事と裏切り、そして二つの巧妙な殺人の後、彼らの目に映った世界とは?八〇年代半ば、バブル期の和歌山を舞台に、怒涛のスリルと静謐な思索が交錯する―。著者の新たな到達点を示す傑作長篇。迫真のクライム・ノヴェル。
[日販商品データベースより]ヤクザ、ホステス、不動産業者、町役場の出納室長。欲望と殺意の果てに現れるむき出しの人間の姿。80年代半ば、バブル期の和歌山を舞台に、怒涛のスリルと静謐な思索が交錯する傑作長篇。
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ユーザーレビュー (1件、平均スコア:4)
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- 北区の太
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実力派のクライムノベル
従来、この手の小説には主人公がいて、その主人公に感情移入してハラハラドキドキしながら読み進めるというパターンが殆どだと思うのだが、これは違う。そもそも誰が主人公?そういう意味では、体裁としてはドキュメンタリーに近いのかもしれない。物語のプロットもよく練られているが、一癖も二癖もある各登場人物の人物設定を描き切っており、それが物語に奥行きを与えている。それぞれの糸(登場人物の人生)を見事な着物(小説)にまで織り上げるその筆力、驚嘆に値する。この作者の小説を読んだことのない人は、この小説を読んで驚け。
ヤクザ、ホステス、町役場の出納室長。欲望と殺意の果てに現れるむき出しの人間の姿。怒濤のスリルと静謐な思索が交錯する傑作長篇!