[BOOKデータベースより]
少女は、父親が理由を言わずに失踪した原因は自分にあると悩み、少年は、自分の母親が誰なのか、どこの国の人間なのか、知らない。ふたりを包む舞台は、何者をも受け入れる“東京コリアンタウン”―。
[日販商品データベースより]『バッテリー』のあさのあつこ氏推薦! 新大久保の駅で降りた中学二年生の空良が目にしたのは、大人が公然とむき出しにする他国の人への差別意識だった。その街の、さまざまな国籍の人たちが入り乱れるアパートで暮らすクラスメートの翔と距離が近づく。父親が理由を言わずに失踪した原因は自分にあると悩む少女と、母親がどこの国の人間なのか知らない少年は、コリアンタウンに身をゆだね、現実を直視する力を身につけていく。
『バッテリー』のあさのあつこ氏、推薦!
「せつないだけではない、美しいだけでもない。若い魂がぶつかりあい結びつき、現実を変えていく。眩しく衝撃的な青春小説が誕生した。」
帰宅する途中、立ち寄ったことのない新大久保の駅で降りた中学二年生の空良(そら)。彼女がそこで目にしたのは、大人が公然とむき出しにする他国の人への差別意識だった。
空良は、その街の、さまざまな国籍や環境の人たちが入り乱れるアパートで暮らすクラスメートの翔(かける)と、ふとしたきっかけで距離が近づく。
父親が理由を言わずに失踪した原因が自分にあると悩む少女と、自分の母親が誰なのか、どこの国の人間なのか、知らない少年。
セレブ彼氏の勘違いに振り回されて悩む親友をそばで見守る空良。野球部のライバルや顧問から露骨な嫌がらせを受ける翔。
ふたりは、中学校で起きる人間関係に翻弄されながら、いちばん大事なことから目をそらそうとしていた。それは、自分と、自分の家族との関係……。
何者であっても包み込む“東京コリアンタウン”に身をゆだねながら、ふたりは身の回りの現実たちと、気負いなく向き合えるように、ゆっくりと成長していく。
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父親が失踪した少女、空良と新大久保で一人で暮らす少年、翔。2人の目線で交互に話が展開されます。
ヘイトスピーチのことに触れられています。
こういったこともあるということを若い人にも知っていてもらいたいですね。知るきっかけにいいと思いました。(みちんさんさん 30代・愛知県 女の子5歳、女の子3歳)
【情報提供・絵本ナビ】