通説に挑む文学教材の研究 高校篇

鴎出版 地方・小出版流通センター
渡辺善雄　

• 価格: 2,860円（本体2,600円＋税）
• 発行年月: 2016年09月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784903251127

内容情報

[BOOKデータベースより]

「山月記」は、新人作家をめざして３年間妻子を放置した中島敦の懴悔録である。精緻な読みで、森鴎外「舞姫」や井伏鱒二「山椒魚」など定番教材に関する通説に挑む。自力で教材を読み解く教師をめざすための必読の書！高校教科書用。

「舞姫」の構図―引き裂かれた愛の悲劇
堀辰雄―「曠野」―古典と西洋の融合
太宰治「貧の意地」―西鶴のパロディ
太宰治「女賊」の位相―戦略としての西鶴の翻案
中島敦「山月記」―自画像としての李徴
中島敦「弟子」―游侠の魂
中島敦「李陵」―人間と運命
井伏鱒二「山椒魚」―結末の改訂
井伏鱒二「遙拝隊長」―村の力学
井伏鱒二『漂民宇三郎』―村社会からの離脱
宮本輝『螢川』の生成―父の発見
現代詩の鑑賞と指導・会田綱雄
現代詩の鑑賞と指導・黒田三郎

[日販商品データベースより]

自力で教材を読み解く教師をめざすための必読の書。高校教科書用。