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- 銀の世界史
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- 価格
- 902円(本体820円+税)
- 発行年月
- 2016年09月
- 判型
- 新書
- ISBN
- 9784480069122
[BOOKデータベースより]
一六世紀、南米ポトシ銀山で採掘された銀は、大量にヨーロッパに流入、世界中をかけめぐった。このとき地球をひとつの単位とする近代世界=グローバリゼーションという革命的状況が出現した。世界史は「銀の流れ」でつかむことができる。英国の綿工業・産業革命・覇権、黒人奴隷、プランテーション、スペインの凋落、オランダ独立、近代資本主義の誕生、コーヒーや茶の流行、明治の近代化、アヘン戦争、日清戦争…。銀で弾けた世界史のダイナミズムを、中心と周辺の関係から描き出す!
第1章 東西ヨーロッパの「棲み分け」
第2章 銀と国際政治が「世界のオランダ」をつくった
第3章 一七世紀のグローバル化と開かれた日本
第4章 イギリスを頂点に押し上げた大西洋交易圏
第5章 大英帝国の平和がアジアにやって来る
第6章 近代日本の銀はどこから来たのか
第7章 本書のエキス―中心・周辺と世界史のダイナミズム
世界中を駆け巡った銀は、近代工業社会を生み世界経済の一体化を導いた。銀を読みといて、世界史のダイナミズムをわしづかみにする。