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[BOOKデータベースより]
戦後七〇年、「復帰」四四年、米兵による少女暴行事件から二〇年。辺野古の海で新基地建設に抵抗する人びとに振るわれる日本国家の暴力は、歴史の深層に横たわる沖縄への構造的差別を炙り出した。しかし、いま沖縄の人びとはその差別を打ち返し、「沖縄人」としての声をあげ、自らの未来を開こうとしている。鉄血勤皇隊として沖縄戦を体験した元知事と、久米島に母方のルーツを持つ作家が、琉球処分から「復帰」、現代にいたる歴史をたどりつつ、沖縄の課題、そして未来への展望を語り合う。
第1部 「沖縄の歴史」を知ることの意味(変動の時代に問われるもの;独立/復帰―基地という重石の下で;正義闘争から政治闘争へ―「勝つ」ということ;歴史の闇に隠された沖縄戦;日本の差別偏見が噴出した沖縄戦)
[日販商品データベースより]第2部 沖縄の自己決定権(「反沖縄」ビジネスに対抗する知的闘争力を;いくどでも「沖縄戦に立ち返る」こと;政権交代が開いた可能性とその反動;「過剰同化」を超え沖縄の声を届ける;普天間問題の存在論を問う;日米合意という実現されない空手形;なぜ辺野古移設は実現しないのか;知恵の力で未来を開いていく)
鉄血勤皇隊として沖縄戦を体験した元知事と、久米島にルーツを持つ作家が、琉球処分から「復帰」、現代にいたる歴史をたどりつつ、沖縄の課題、そして未来への展望を語り合う。