- 川端康成 新装版
-
- 価格
- 1,320円(本体1,200円+税)
- 発行年月
- 2016年08月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784389401092
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[BOOKデータベースより]
第1編 評伝・川端康成(孤児;愛;出発;非情;回帰)
[日販商品データベースより]第2編 作品と解説(十六歳の日記;感情装飾;伊豆の踊子;雪国;千羽鶴;山の音)
昭和四十年十一月十二日、『伊豆の踊子』にちなんで、伊豆湯ヶ野温泉に文学碑が建てられた。碑面には川端の字で、『伊豆の踊子』からとられたつぎの一節が刻まれている。
「湯ヶ野までは河津川の渓谷に沿うて三里餘の下里だった。峠を越えてからは、山や空の色までが南國らしく感じられた。私と男とは絶えず話し続けて、すつかり親しくなつた。萩乘や梨本なぞの小さい村里を過ぎて、湯ヶ野の藁屋根が麓に見えるやうになつた頃、私は下田まで一緒に旅をしたいと言つた。彼は大變喜んだ。」