- ミッドナイト・バス
-
- 価格
- 990円(本体900円+税)
- 発行年月
- 2016年08月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784167906719
[BOOKデータベースより]
故郷に戻り、深夜バスの運転手として働く利一。子供たちも独立し、恋人との将来を考え始めた矢先、バスに乗車してきたのは、16年前に別れた妻だった。会社を辞めた長男、結婚と仕事で揺れる長女。人生の岐路で、忘れていた傷と向き合う家族たち。バスの乗客の人間模様を絡めながら、家族の再出発を描いた感動長篇。
[日販商品データベースより]壊れた「家族」という時計は再び動き出すのか
映画化決定! 出演:原田泰造 山本未來 小西真奈美 葵わかな 七瀬公 長塚京三
東京での、忙しすぎるデベロッパーの仕事を辞め、故郷の新潟で、深夜バスの運転手をしている利一。ある夜、バスに乗ってきたのは、16年前に別れた妻だった━━。
会社を辞め、家に戻ってきた理由を言い出せずにいる長男、結婚と夢の間で揺れる長女、再婚した夫の浮気と一人暮らしの父の介護で悩む元妻、そして、利一も、若い恋人との結婚に踏み出せずにいる……人生の岐路で、忘れていた傷と向き合う家族たち。
家族の崩壊で、一度止まった時を、それぞれが進めることができるのか━━。
物語は、そんな家族たちの葛藤と再出発の姿と、各々の理由で深夜バスを利用する乗客たちの姿を交互に描いていく。
今はどんなに大変でも、明けない夜はない。
家族の再出発とさまざまな人生を丁寧な筆致でを描いた感動長篇。
解説は、吉田伸子さん
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ユーザーレビュー (1件、平均スコア:5)
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北区の太
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感動
家族とは何か、人の心の支えとは何かを考えさせてくれる一冊。主人公は東京と新潟を往復する深夜バスの運転手で、新潟が舞台となる場面の随所随所に出てくる新潟弁がいい。自分も新潟出身であるが、久しぶりに故郷に帰りたくなった。まさに「故郷の訛りなつかし」である。人は何のために生きているのかということを真剣に考えさせてくれる一冊。自身のストイックさから、主人公が登場人物のある女性に言った「重すぎる」の一言は悲し過ぎる。この一言は誰も幸せにならない。主人公の優しい心根が報われる続編を書いて欲しいなあ。
故郷に戻り、深夜バスの運転手として二人の子供を育ててきた利一。ある夜、乗客に別れた妻の姿が――。家族の再出発を描く感動長篇。