[BOOKデータベースより]
名のみ高く、しかし読まれることの少なかった丸山眞男の処女作を読み解く“反時代的”な試み全20講。
読みはじめる前に―思想に接する作法
近世儒教の成立
朱子学的思惟様式とは何か
近世初期朱子学と解体のはじまり
素行・仁斎・益軒の朱子学批判
儒教政治化の出発点
古文辞学と道の概念
聖人の絶対性と実証的精神
公と私の分離
徂徠の時代と改革論
徂徠以後の儒学界
国学の確立と徂徠学の影響
宣長による徂徠学の継承・発展とその帰結
宣長による徂徠学の継承・発展とその帰結(続)
思惟様式の変容と近代的意識の成長
作為の論理の登場とその意味
「作為」の論理の破壊性とその継承
内憂外患時代の思想状況
攘夷から開国へ―維新前後の思想的転換
日本近代思想におけるナショナリズムの問題
戦後日本思想をリードした丸山政治学の出発点となった、「日本政治思想史研究」。名のみ高く読まれることの少なかった処女作を読み解いた、著者による講義を書籍化。「反時代的」な試み全20講。
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戦後日本思想をリードした丸山政治学。その出発点となった処女作を読み解く。有名だが読まれざる著書へのはじめての試みである。