- ミリンダ王 新装版
-
仏教に帰依したギリシャ人
Century Books 人と思想 163
- 価格
- 1,320円(本体1,200円+税)
- 発行年月
- 2016年07月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784389421632
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 日本語表現法 新版
-
価格:2,090円(本体1,900円+税)
【2013年01月発売】
- 人生を変えるのに修行はいらない
-
価格:1,650円(本体1,500円+税)
【2021年05月発売】
- アビラの聖女テレサの旅
-
価格:660円(本体600円+税)
【1997年07月発売】
- エピソードでつかむ老年心理学
-
価格:2,860円(本体2,600円+税)
【2011年04月発売】
- 医療現場で役立つ心理学
-
価格:3,300円(本体3,000円+税)
【2020年03月発売】
[BOOKデータベースより]
紀元前二世紀の中頃、インド西北部(今のパキスタン・パンジャーブ州など)を中心に広大な地域を支配していたギリシャ人のミリンダ王(ギリシャ名はメナンドロス)と、当時の仏教教団の優れた指導者ナーガセーナ長老との間に、仏教の教理思想の根本をめぐって鋭い対話討論が交わされた。それはギリシャ思想とインド仏教思想の対決でもあった。その結果、王は仏教に帰依した。問答の内容は、古代インド語の一種であるパーリ語で書かれた『ミリンダ王の問い』という大変ユニークな経典や、その漢文訳『那先比丘経』など、現存の資料によって詳しく知ることができる。本書は、右の二人の伝記や時代背景、経典の成立伝播翻訳の歴史、対論の教理思想の解説に、現地踏査の旅行記を付した書である。このように本書は、東西の思想文化交流の一歴史を平易に語る。
1 伝記篇(伝記検討の資料と方法;西北インドのギリシャ人国家;ミリンダ王の生涯と事績;ギリシャ人の仏教信奉;釈尊没後の仏教教団の展開;ナーガセーナ長老の生涯;王と長老の出会いと対論)
[日販商品データベースより]2 経典篇(経典の原型;パーリ語原典;漢訳『那先比丘経』;説一切有部系のテキスト)
3 思想篇(無我の思想;業論;輪廻思想;修行;涅槃論)
4 付篇 ミリンダ王故地旅行記(パキスタンとは;旅行日記)
紀元前2世紀の中頃,インド西北部を中心に広大な地域を支配していたギリシャ人のミリンダ王と,当時の仏教教団の優れた指導者ナーガセーナとの間で,仏教の教理思想の根本をめぐって鋭い対話討論が交わされた。それはギリシャ思想とインド仏教思想の対決でもあった。その結果,王は仏教に帰依した。問答の内容は,古代インド語の一種であるパーリ語で書かれた『ミリンダ王の問い』など現存する資料によって知ることができる。本書は,この2人の伝記や時代背景,経典の成立伝播翻訳の歴史,対論の教理思想の解説に,現地踏査の旅行記を付したものである。