
- 在庫状況:品切れのためご注文いただけません
- 近世日本の歴史叙述と対外意識
-
勉誠社
井上泰至
- 価格
- 8,800円(本体8,000円+税)
- 発行年月
- 2016年07月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784585221524


この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
-
宮本武蔵
-
魚住孝至
価格:924円(本体840円+税)
【2008年12月発売】
ユーザーレビュー
この商品に寄せられたカスタマーレビューはまだありません。
レビューを評価するにはログインが必要です。
この商品に対するあなたのレビューを投稿することができます。

[BOOKデータベースより]
世界が可視化され広がりをみせていく近世日本、新たな「他者」との邂逅は「日本」という自己認識を形成・変容させていった。「武」の記憶、書物のネットワーク、藩による修史事業、ナショナリズム的想像力、「近代国家」を志向する語りの諸相―五つの視点から、自己と他者をめぐる言説が記憶となり、語られていく様相を捉え、近世そして近代日本の世界観・思考のありかたを照らし出す。
第1部 「武」の記憶のナルシシズム(朝鮮観の変転―近世の歴史叙述と対外認識を論ずるために;写本軍書類に見る朝鮮出兵時の立花宗茂と小早川隆景―語り継がれる「碧蹄館の戦い」の記憶 ほか)
[日販商品データベースより]第2部 書物のネットワークが生み出す世界観(室鳩巣『赤穂義人録』論―その徴意と対外意識;“異国襲来”の原像―塙保己一『螢蝿抄』から ほか)
第3部 藩という武家「国家」の修史事業(松浦静山のみた境界と「属地」―普陀山をめぐる考証から;大名文庫形成試論―大名はなぜ古典籍を集めたのか ほか)
第4部 ナショナリズム的想像力の誤読(国学者の歴史認識と対外意識―本居宣長『馭戎慨言』をめぐって;『日本外史』の執筆意図と誤読 ほか)
第5部 近代日本国家の言説の諸相へ(近世の考証的学問から近代国学へ;一八七四年の「台湾危機」―「回避した戦争」をめぐる諸言説について ほか)
「武」の記憶、藩による修史事業、「近代国家」を志向する語りの諸相…。5つの視点から、自己と他者をめぐる言説が記憶となり、語られていく様相を捉え、近世そして近代日本の世界観・思考のありかたを照らし出す。