[BOOKデータベースより]
エロス×戦争×サスペンス。世界の均衡を揺るがす文学的事件!第29回三島由紀夫賞受賞作。
[日販商品データベースより]戦争の足音が忍び寄るなか、謎めいた「伯爵夫人」の挑発に乗せられ、性に目覚めてゆく主人公。エロスとサスペンスの往還により著者の新境地を拓く、衝撃の長篇小説。〈受賞情報〉三島由紀夫賞(第29回)
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 伯爵夫人
-
価格:506円(本体460円+税)
【2019年01月発売】

ユーザーレビュー (1件、平均スコア:3)
レビューを評価するにはログインが必要です。
この商品に対するあなたのレビューを投稿することができます。
-
北区の太
-
高尚
高尚なエロ小説というところか。まだ華族制度が残っていた第二次大戦前夜を時代背景にした物語。この時代ならではの女スパイ小説という側面も持つ。登場人物が自分のことを語るという形式で物語が進んで行くのだが、最後までこの形式に馴染めず、少々読みづらさを感じた。明治維新からの混乱がまだ続いている中、世界を相手に覇権を示そうとする第二次大戦前夜の混乱期、こういう舞台設定ではこのようなこともあったのかなと思わせてくれる。日本もつい半世紀ほど前まではまだこんな時代だったんだなあ。
おそるべき戦場は寝台の上にある――。エロスとスリルの往還で深さを増す物語。東大元総長が意を決して書き上げた、衝撃の長篇小説。