瀬戸際レモン

新鋭短歌　２７

書肆侃侃房 地方・小出版流通センター
蒼井杏　加藤治郎　

• 価格: 1,870円（本体1,700円＋税）
• 発行年月: 2016年06月
• 判型: Ｂ６
• ISBN: 9784863852259

内容情報

[BOOKデータベースより]

１（空壜ながし；多肉少女と雨；ぎりぎり　ほか）
２（饂飩の湯気で眼鏡がくもれば；橋とぱたん；星がこぼれる　ほか）
３（銀色、きんいろ；檸檬再考；でもたぶんどうしようもなく　ほか）

[日販商品データベースより]

【歌の宝箱から飛び出す音韻とイメージ】

憧れの気配が朝のひかりのように、

鳥の羽のように、短歌の形となっている。

（加藤治郎）





［自選短歌五首］

ひとりでに落ちてくる水 れん びん れん びん たぶんひとりでほろんでゆくの



七色のボールペンには七本のばねがあるのでしょうね、雨



ちみしいをひっくりかえすとさみしいになるって知ってた？ うそだよ ちよなら



新品の靴下につくピンセットみたいなあれを集めています



スポンジにふくませたみず はなびらの切手をまっすぐはるのでしたよ