[BOOKデータベースより]
ENIACを思い描く
ENIACの構造を決める
ENIACに生命をもたらす
ENIACを稼働させる
ENIAC、弾道研究所に到着する
EDVACと第一草稿
ENIACの変換
ENIAC、モンテカルロに向かう
ENIACの運試し
ENIACの稼働が落ち着くまで
ENIAC世代の計算機、「プログラム内蔵方式」に対峙する
記憶に残るENIAC
最初のプログラム可能な汎用電子計算機ENIAC。その構想から、設計、構築、利用、博物館に展示された遺品となるまでの物語と共に、携わった人々について記述することで、ENIACの歴史の細部を明らかにする。
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- リターンズ
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価格:5,940円(本体5,400円+税)
【2020年12月発売】
最初のプログラム可能な汎用電子計算機と知られるENIAC(Electronic Numerical Integrator and Computer)は1943年に構想され1945年に完成そして1955年には解体された。その後の開発者らによる特許紛争などにより最初のプログラム可能な計算機かどうかといった論争だけが今日では記憶に留められがちでありそのような観点から書かれた成書も数多くある。
しかしENIACは現代的な計算機への道程にある単なる通過点ではない。著者らはENIAC を戦時の機械「最初の計算機」その利用者が継続的に手直ししつづけた物質的人工物そして矛盾を含んだ史話の対象ととらえ残された記録資料原本を広範囲に調査することによってENIAC の構想から設計構築利用そして博物館に展示された遺品となるまでの詳細な物語をまとめ上げた。
またENIAC の物語はENIAC に携わった人々の物語である。ENIAC を構築しプログラムし操作した人々とくにそうしたことで有名になった女性たちだけでなくENAIC を提案設計した数学者科学者技術者について記述することで今まで光が当てられることの少なかったENIACの歴史の細部を明らかにしていく。
(原著:ENIAC in Action: Making and Remaking the Modern Computer