- 昭和二十年 第11巻
-
草思社文庫 と2ー15
本土決戦への特攻戦備
- 価格
- 1,650円(本体1,500円+税)
- 発行年月
- 2016年06月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784794222084
[BOOKデータベースより]
参謀総長の梅津美治郎も海軍戦力査閲使の長谷川清も天皇に本土決戦はできないと示唆した。海軍航空と決戦兵器桜花の悲しい運命。国務長官代理グルーのトルーマンへの助言は不首尾に終わるが、それはなぜか。
第32章 特攻機「桜花」は散った(六月九日)(「雲南を叩けば」と天皇は問うた;中攻隊のエース、入佐俊家隊長;短かった中攻の最盛期 ほか)
第33章 特攻戦備の現実(六月十日〜十二日)(六月十日の朝、南関東の空襲;国民義勇戦闘隊への「転移」;「天佑」と「天罰」 ほか)
第34章 「老の身を托すあかざの杖と実に」(六月十三日)(仮皇居は松代か大和か;ジョゼフ・グルーがやろうとしたこと;河辺虎四郎の電報 ほか)
昭和二十年から七〇年。いまなお続く敗戦の傷跡とはどのようなものだったのか。
本シリーズは、公文書から私家版の記録、個人日記にいたる膨大な資料を縦横に駆使して、
昭和二十年の一年間の日本を、時間の推移に従って描いた壮大なノンフィクションである。
著者急逝により未完に終わった(第十四巻執筆の途中で急逝)が、すでに刊行時から、
丸谷才一、井上ひさし、立花隆氏をはじめ多くの識者から高く評価されてきた。
今回、待望の文庫化によってシリーズ全巻を刊行。
六月上旬、梅津美治郎、長谷川清、木戸幸一らの言上により
天皇は戦う方途は、もうこれ以上はないと悟る。
海軍航空と桜花の悲しい歴史をたどりつつ特攻開発の現状を描く。
(6月9日〜6月13日)
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 昭和二十年 第2巻
-
価格:1,650円(本体1,500円+税)
【2014年12月発売】
- 昭和二十年 第13巻
-
価格:1,650円(本体1,500円+税)
【2016年10月発売】
- 昭和二十年 第4巻
-
価格:1,650円(本体1,500円+税)
【2015年04月発売】
- 昭和二十年 第8巻
-
価格:1,650円(本体1,500円+税)
【2015年12月発売】
- 昭和二十年 第12巻
-
価格:1,650円(本体1,500円+税)
【2016年08月発売】

敗戦の一年を克明に描く鳥居民のライフワーク。6月上旬、梅津、長谷川、木戸らの言上により天皇は戦う方途はこれ以上はないと悟る。