[BOOKデータベースより]
東京に変化が起こっている。それは、住む場所に対する人の考え方が変わってきているからだ。家賃が高くても都心に住む人々は、どのようなメリットを見いだしているのか?かつての人気の街は、なぜ衰退したのか?どこに住むかの重要性がかつてなく高まっている時代の、都市暮らしの最新ルールを探る。
第1章 東京の住むところは西側郊外から中心部へ(東と西で分断されている東京の「住民意識」;「西高東低」で示される東京の住宅地人気 ほか)
第2章 食と住が近接している(「閑静な住宅街」というマジックワード;バルブームと都市 ほか)
第3章 東京住民のそれぞれの引っ越し理由(ままならない住む場所選びの本質;私鉄沿線のニュータウンの落とし穴 ほか)
第4章 なぜ東京一極集中は進むのか(東京内一極集中という現象;人口集中と規制緩和 ほか)
第5章 人はなぜ都市に住むのか(人はなぜ他人の近くで暮らすのか;都市に住むと人は頭が良くなる!? ほか)
家賃が高くても都心に住む人々は、どんなメリットを見いだしているのか。かつての人気の街は、なぜ衰退したのか。どこに住むかの重要性がかつてなく高まっている時代の、都市暮らしの最新ルールを探る。
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★プロ書店員レビュー★
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「住」に着目して最新の都市文化を描出。
日常生活やサブカルチャーの消費の中に政治や階級問題を見出すフィールドワークを「カルチュラル・スタディーズ」と呼ぶならば、速水健朗の一連の仕事、例えば『ケータイ小説的。』や『ラーメンと愛国』はまさに日本版カルチュラル・スタディーズの代表作と言うべきだろう。米国ポートランドに象徴的な新しいライフスタイルを参照しながら、現代日本の食文化・食意識を分節化した『フード左翼とフード右翼』に続き、本作では「住」に着目して最新の都市文化を描出する。ここでも日常に潜む「意識」を言語化し、決して一様ではない社会の実相を、つまり「格差」や「分断」を浮かび上がらせ、私たちがたとえ無自覚であっても十分に政治的な存在であることを示す。とはいえ告発や糾弾の書ではない。その発見をニヤリと楽しむ知的な悪戯として受容するクラスタが想定読者層だろう。ほぼ同時刊行の『東京β』も併読推奨。
レビュアー:野上由人 / リブロ / 男性 / 40代
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かつての自由が丘は、今の蔵前、北千住、人形町、清澄白河? 家賃が高くても都心に住む人々はどんなメリットを見出しているのか? かつての人気の街はなぜ衰退したのか? どこに住むかの重要性がかつてなく高まっている時代の都市暮らしの最新ルールを探る。