[BOOKデータベースより]
第1部 震災下の国家基本三権能(執政:福島第一原発事故と官邸の対応;行政:東日本大震災に対する中央府省の対応;立法:ねじれ国会下の立法過程;司法と行政の相克:弁護団調査からみる福島第一原発事故損害の賠償過程)
第2部 原子力の政治(福島原発事故の定量分析:国際比較の視点から;原子力安全規制の政治過程:行政体制再構築における政策学習;事故調査の政治空間:福島原発事故をめぐる2つの事故調)
第3部 社会アクターの政治(震災以前における東京電力の政治権力・経済権力;震災発生後の東京電力と政治;地方自治体と民間事業者・業界団体による災害協定;脱原発と民意のゆくえ:原子力発電をめぐる争点関心のプロセス)
第4部 震災と選挙(2012年総選挙へ向けた政局と政策論争:政党政治家は震災と原発事故をどう捉えたのか;2012年総選挙の得票分析:震災後の国政選挙にあらわれた民意;原子力災害と福島の地方選挙;何が公的決定され、何が公的決定されなかったか)
東日本大震災において、日本の政治はどのような決定を下したのか。震災と関連した決定事項としての公的な決定の特徴を解明。震災直後や震災後の政治過程の中に、震災以前の決定を腑分けし、浮き彫りにする。
東日本大震災において、日本の政治はどのような決定を下したのか。決めるべきことを正しく決めたのか。