[BOOKデータベースより]
政治も、民族も、国家も以前のような意味をもたない世界。格差問題、文明の摩擦、民主主義の変貌といった問題をはらみながら、世界はいったいどこに向かうのか。世界的な思想家が見つめる現在の世界とその未来。
第1章 二つの大洋の間の文明―二〇一五年六月二九日カシュガル大学での講演(海洋時代と新たに定義された中国;歴史叙述の中の中心と周辺 ほか)
第2章 代表性の断裂(はじめに―政治システムと社会形態のズレ;「何が平等なのか」を再び問う ほか)
第3章 二つのニュープアとその未来―階級政治の衰微と再形成、そしてニュープアの尊厳政治(ニュープアとニューワーカーの誕生;不確定的な主体―農民工・労働者階級あるいはニューワーカー ほか)
第4章 毛沢東主義運動の亡霊(金融化資本主義時代の「毛主義運動」;プラチャンダとの対話―人民民主は可能か? ほか)
第5章 記念碑を越える、あるいは真知のはじまり(青空と雪山の間で;横向きの時間 ほか)
政治も、民族も、国家も以前のような意味をもたない世界。格差問題、文明の摩擦、民主主義の変貌といった問題をはらみながら、世界はいったいどこに向かうのか。世界的な思想家が見つめる現在の世界とその未来。
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これまでの世界を問い直し、これからの世界を展望する。冷戦崩壊以降、「歴史」は終焉し、グローバリゼーションや新自由主義が世界を席巻した。そこには旧来の階級はなく、文明の衝突もなく、政治も、民族も、国家ももはや存在しないかのように見える。いま必要なことは、現在を分析するだけでなく、その背後にある「世界史」をあらためて問い直すことなのではないか。世界的な思想家が、未来の世界を描き出すラディカルな分析の書。