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[BOOKデータベースより]
日本では、「同質的な国民」や「単一民族」を称える言説が執拗に現れる。移民を含むマイノリティは、同化圧力に晒され続けている。私たちは、様々な国や地域、民族の歴史を学ぶことを通して、自明と考えがちな思考の枠組を相対化することができる―。排外主義の高まりへの危機感をバネに、地域研究と移民研究の成果を消化しながら、国家と社会の新しい関係性を探究する。
地域研究と移民研究の対話―本書のアプローチ
第1部 移民と国家の変容―欧州における多文化社会(ドイツにおける「外国人労働者」問題と多言語・多文化社会化;「大英帝国」から「マルチ・エスニック・ブリテン」へ;フランス共和主義とイスラーム嫌悪;「ユダヤ文化」の復興?―ポーランドにおける多文化社会の再構築の試み)
第2部 多様性と統合―アジア・アフリカにおける多文化社会(中国という言語空間から考える―アウターな言語のいのちのなかで“他者”になる自分へ;南アジアの「多様性」は、何を語るのか;インドネシアの華人―同化から統合へ;サブサハラアフリカにおける国家と言語―重層的多言語状況を生きる人々)
第3部 先住民と黒人をめぐる語りと政策―「新大陸」における多文化社会(多文化主義オーストラリアと先住民族;先住民の自由について考える―現代メキシコと先住民;「サンボ」という表象とその意味するもの―「奴隷とされた人たち」が生きた世界)
第4部 マイノリティの現場―日本における多文化社会(多様性への気づき―「日本」のマイノリティ認識について;「外国人受け入れ」反対論を乗り越えるには―「多文化まちづくり工房」の事例から;座談会:憎悪と妄想を超えて;大学と多文化共生―東京外国語大学の経験)