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[BOOKデータベースより]
19世紀後半から1970年代まで、北海道大学を中心に全国の大学の教授らが、北海道やサハリン、千島列島など各地のアイヌ・コタンの墓地を曝いて、大量の人骨と副葬品を研究室に持ち去った…。今も大量の遺骨を保管する北大を相手に返還訴訟を起こしたアイヌたちの闘いを通して、先住権を無視したまま日本政府が進める「名ばかりのアイヌ政策」を告発する。
大量のアイヌ遺骨がなぜ全国の大学にあるのか
[日販商品データベースより]フォト・リポート アイヌ墓地「発掘」の現場を訪ねる
第1部 コタンの墓地を暴いた者たちへ(私が北海道大学に文書開示請求した理由;肉親の眠る墓を掘られた母の遺言 ほか)
第2部 発掘遺骨「白老再集約」の人権侵害を告発する(アイヌ民族の遺骨を欲しがる研究者;これでいいのか?政府主導の新アイヌ民族政策 ほか)
第3部 北海道大学はアイヌ遺骨を返還せよ(城野口ユリさんの意見陳述;小川隆吉さんの意見陳述 ほか)
第4部 先住民族の遺骨返還の潮流(われらが遺骨を取り戻すまで―アラスカの返還運動;ワイラウバー(ニュージーランド)へのマオリ遺骨返還 ほか)
北大開示文書研究会のとりくみ
19世紀後半から1970年代まで、北海道大学を中心に全国の大学の教授らが、北海道やサハリン、千島列島など各地のアイヌ・コタンの墓地を曝いて、大量の人骨と副葬品を研究室に持ち去った。明治政府が新しく支配したばかりの事実上の「植民地」の先住民は、死者であれ生者であれ、単なる研究対象でしかなかった。 しかし奪われた側のアイヌは、むろんそうではない。頭蓋骨計測研究のブームが去り、残されたアイヌ人骨や副葬品は学内の奥深く仕舞い込まれ、あるいは散逸し、忘れ去られた。しかしそうされた側は、忘れたくても忘れられない。たとえ百数十年が経とうとも……。 本書は、今も大量の遺骨を保管する北大を相手に返還訴訟を起こしたアイヌたちの闘いを通して、先住権を無視したまま日本政府が進める「名ばかりのアイヌ政策」を告発する。