- 須賀敦子を読む
-
- 価格
- 550円(本体500円+税)
- 発行年月
- 2016年03月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784087454253
[BOOKデータベースより]
イタリアでの暮しを流麗かつ論理的な文章で綴った須賀敦子。彼女が五冊のエッセイ集を刊行したのは、還暦を過ぎてからのわずか八年間だった。物書きに憧れ続けた彼女はヨーロッパの生活で実に多くの人びとに出会った。そして帰国後、三十年近くのときを経て描かれた物語は古びることなく、いまなお読者の心を掴んで離さない。その須賀作品の魅力に迫る。第61回読売文学賞受賞作。
第1章 もう一度、コルシア書店を生きる―『コルシア書店の仲間たち』
第2章 霧の向こうの「失われた時」―『ミラノ 霧の風景』
第3章 父と娘のヨーロッパ―『ヴェネツィアの宿』
第4章 精神の遍歴―『ユルスナールの靴』
第5章 家族の肖像―『トリエステの坂道』
第6章 信仰と文学のあいだ―「アルザスの曲りくねった道」
イタリアでの暮しとその周囲の人々との関係性を洗練された文章で綴り、絶大な支持を受けた須賀敦子。当時の文藝春秋担当編集者がその魅力と素顔に迫る。〈受賞情報〉読売文学賞(第61回)
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
イタリアでの暮らしとその周囲の人々との関係性を洗練された文章で綴り、絶大な支持を受けた須賀敦子。当時の文藝春秋担当編集者がその魅力と素顔に迫る。第61回読売文学賞受賞作。(解説/辻原登)