[BOOKデータベースより]
君はもう堕落している。「戯作」を求めた作家・坂口安吾はなぜ特攻を賛美したのか―?あらゆる安吾論を無に帰しながら“現在”を撃つ、かつてない思想の雷撃。「爆心地の無神論者―『はだしのゲン』が肯うもの」収録。
戦争と一人の作家―坂口安吾論(ファルスの定義;初期ファルスの実際とその蹉跌;「吹雪物語」へ;「吹雪物語」の挫折;「文学のふるさと」と芋虫の孤独;「イノチガケ」―合理主義と死;「紫大納言」から「桜の森の満開の下」へ、そしてその彼方へ―消滅のカタルシス;安吾の文体論―「文章のカラダマ」の「必要」;イノチガケの特攻―「日本文化私観」と「特攻隊に捧ぐ」;堕落・政治・独創―「堕落論」「続堕落論」再考;戦争と美と一人の女と;ファルスの帰結―明日は天気になれ、もう軍備はいらない)
ゲン、爆心地の無神論者―『はだしのゲン』が肯うもの
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 文学拡張マニュアル
-
価格:2,420円(本体2,200円+税)
【2009年12月発売】
- それを小説と呼ぶ
-
価格:3,190円(本体2,900円+税)
【2020年11月発売】
- 漱石、シェイクスピアに挑む―”物凄い”文学の手際
-
価格:990円(本体900円+税)
【2022年10月発売】
安吾を徹底的に読み直すことでその限界をあきらかにしながら、あらゆる安吾論を葬りさり、文学と思想の本質にせまる決定的な論考。