なぜ疑似科学が社会を動かすのか

ヒトはあやしげな理論に騙されたがる
ＰＨＰ新書　１０３２

ＰＨＰ研究所
石川幹人　

• 価格: 880円（本体800円＋税）
• 発行年月: 2016年02月
• 判型: 新書
• ISBN: 9784569829951

内容情報

[BOOKデータベースより]

企業における人事採用の際に、「性格診断」が使われることがある。しかし、非常に複雑な存在であるヒトの性格を、質問に答えてもらうだけで診断するのはかなり困難である。世間に流行している心理テストもほとんど疑似科学の疑いが強い。一方、巨大市場を形成しているサプリメントも注意が必要で、その効果をうたう主張のほとんどは疑似科学といえる。なぜこのようにあやしげな理論が蔓延しているのか？共同研究者とともに「疑似科学とされるものの科学性評定サイト」を立ち上げた、疑似科学研究の第一人者が、進化生物学の視点から人間の心理の本質に迫る。

人間は生まれながらの疑似科学信奉者
第１部　個人的体験の落とし穴―疑似科学のはじまり
第２部　体験を知識に格上げする―いかにして科学となるか
第３部　知識を社会で共有する―科学を使う
第４部　蔓延する疑似科学―誤解をただす
疑似科学を見分ける

[日販商品データベースより]

就職を左右する性格診断、抗酸化作用があるという活性水素水、さらにサプリメントから秘伝の技まで。なぜあやしげな理論が蔓延しているのか。疑似科学研究の第一人者が進化生物学の視点から人間心理の本質に迫る。