[BOOKデータベースより]
サボタは、ちいさなこどものサボテンです。サボテンやしきでいっしょにくらすサボテンたちは、いつもきれいにならんでいて、あいてにくっつくことはありません。あいてにちかづくのは、なによりもしつれいなことだからです。でも、サボタはだれかにぎゅっとだきしめてほしいとおもっていました。あるひ、サボタのちかくにみたことのないだれかがやってきて…?「だきしめてほしい思い」を描いた、心がほっとあたたまる絵本です。3さい〜
[日販商品データベースより]小さな子どものサボテン、サボタは、誰かにぎゅっとだきしめてほしいと思っていた。ある日、サボタの近くに見たことのない誰かがやってきて…。「だきしめてほしい思い」を描いた、心がほっとあたたまる絵本。
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トゲを持つサボテンの子が「ぎゅっとしてほしい」!?せつないタイトルにひかれて絵本を開くと…そこは、いろんな姿のサボテンたちの住むお屋敷です。相手に近づくのは何より失礼なこと、それがサボテンたちのマナーでした。だから、幼いサボテンのサボタは、みなからこう教わります。「くっつかないで」「きれいな花を咲かせなさい」「りっぱなサボテンになりなさい」ところが、サボタが望んでいたのは、りっぱになることより、ぎゅっとだきしめてもらうこと。そんなサボタはサボテンたちに理解されず、心はさみしくなるばかり。サボタは、思いきって一人で暮らし始めました。ところがある日、サボタの耳に、さびしげな泣き声が聴こえてきて…。この心をゆさぶられる物語をつくられたのは、イギリスで活躍中の作家シモーナ・チラオロさん。サボタがかわいそう…これからどうなるの? と先が気になる展開ですが、イラストにはユーモアがあふれていて、子どもたちも安心して楽しむことができそうです。サボテンたちが読んでいるサボテン新聞や、サボタの一人暮らしの様子(デリバリーを頼んでいる!)、住まいに掲げた立て看板などに、思わずくすりと笑ってしまいますよ。イラストは、水彩パステル調のやさしいタッチで、グリーンやアースカラーにしぼった色合いなのも、個性的でおしゃれです。かわいいサボタの動きや表情、ぜひじっくりお楽しみくださいね。サボタのけなげな姿に、心がぎゅっとなり、ラストでほっとあたたまります。ロマンチックな愛の寓話としても読めるかもしれません! 子どもたちはもちろん、おとなにもオススメしたい一冊です。
(編集者・ライター 長安さほ)
子どものサボテンが象徴しているのは、本当の子どもでしょうか。
甘えたい年ごろなのに、確かにいろんなとげを持っています。
とげを突き立てたりしたらハグはできないですよね。
小さなサボテンと風船が接触したシーンを描かなかったのは、思いやりでしょうか。
その場面の飛躍が、サボテンちゃんの衝撃を大きく感じさせます。
サボテンちゃんと寄り添って、ふれあえる意志を持ちたいですね。
最後に石が出てきただけに、そう思いました。(ヒラP21さん 70代以上・千葉県 )
【情報提供・絵本ナビ】