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[BOOKデータベースより]
著者は、政府機関、病院、研究所のほか、被害を受けた家庭や「ゾーン」の労働者などに密着したフィールドワークを通じて、ポスト社会主義の混乱のなかで人びとが直面する現実を明らかにした。チェルノブイリが形作った新国家ウクライナのありようだけでなく、放射線被害が、市民や地域の変容、また国際的な政治的・経済的かけひきの契機となっている現状を鮮やかに捉えた、災害研究の必読書であり、医療人類学、医療社会学、生命倫理の議論においても注目される。本書の問題提起は、とりわけ311以降の日本に鋭く迫る。
第1章 チェルノブイリ後の生政治
[日販商品データベースより]第2章 専門家の過ち―生命とリスクの見積もり
第3章 歴史の中のチェルノブイリ
第4章 仕事としての病い―人間市場への移行
第5章 生物学的市民権
第6章 現地の科学と生体的プロセス
第7章 自己アイデンティティと社会的アイデンティティの変化
第8章 結論
緻密なフィールドワークに基づき、放射線被害を受けた人々の直面する社会的現実を明らかにするのみならず、被害自体が、市民や地域の変容、国際的な政治・経済的かけひきの契機となっている現状を鮮やかに捉える。