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[BOOKデータベースより]
デカルト哲学を中心に、その哲学史的文脈や影響などを多岐にわたる視点から考察し、17世紀の思想的転換の意義を探った長きにわたる研究成果である。書簡集の完訳など新たな環境が整備されるなかで、今後のデカルト研究にとって刺激に富んだ一書である。
第1部 デカルト哲学の形成(ポンポナッツィとトマス・アクィナス―魂の不死性をめぐって;デカルトと理性;コギトと機械論)
[日販商品データベースより]第2部 書簡をめぐって(デカルト=ベークマン往復書簡;某氏=デカルト往復書簡(一六四一年七‐八月);デカルトの書簡集とその意義)
第3部 同時代の人たち(アルノーとライプニッツ;ガッサンディの生涯とデカルト;パスカルの精神と西田幾多郎)
第4部 デカルトの受容と哲学の諸問題(近代日本とデカルト哲学;ことばと人間;西洋哲学における生と死)
デカルト哲学を中心に,その哲学史的文脈や影響などを多岐にわたる視点から考察し,17世紀の思想的転換の意義を探った長きにわたる研究成果である。
第T部はポンポナッツィの近世合理主義思想を踏まえて,理性の生得性や平等性などデカルト哲学の独自性を解明,コギト,機械論,心身問題に光を当てる。
第U部では,著者が主宰して本書と相前後して完結する『デカルト全書簡集』(全8巻)に関わる,デカルト哲学における書簡の意義とその実態について考察される。デカルトの生活や哲学論争の細部が描かれているだけでなく,書簡にしか見られない事実など今後のデカルト研究にとり示唆に富む論述となっている。
第V部はデカルトと同時代のアルノー=ライプニッツ論争やガッサンディとデカルトとの関係,さらに西田幾多郎がパスカルをどのように受容したかなど,興味深いテーマが扱われる。
最後の第W部では,わが国のデカルト哲学の受容を文献学的視点をも交えて紹介するとともに,ことば,生と死,老いなど古代から現代まで常に課題となるテーマを通してデカルトの立ち位置を検証する。
書簡集の完訳など新たな環境が整備されるなかで,今後のデカルト研究にとって刺激に富んだ一書である。