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[日販商品データベースより]
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近代中国の村や町の片すみに生きる庶民の群像を描いたアンソロジー。「狐仙女の婿えらび」「名士・張山」「絶唱」「斬首」「脱走兵」「門の無い城」と標題作を含めた全7編を収録。
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近代中国の村や町の片すみに生きる庶民の群像を描いたアンソロジー。
各作品の登場人物は、厳しい現実の暮らしの中、切ないほど健気で、同時にしたたかでたくましく、それぞれ魅力にあふれている。
やはり貧しい地方の出身で、地味ながら着実に作品世界を築きあげてきた中国作家協会所属の著者が彼らに注ぐ暖かい眼差しや熱い思いは、読んだ者の心を揺さぶらずにはおかない。
唯一の中篇である表題作『涸れた轍』は著者にとって大きな転換点といえる作品で、群体としての人間の存続の物語を、大河を思わせる壮大なスケールで展開、長篇作家としての資質が見られる。