[BOOKデータベースより]
「モダニズム運動の陰で捨象された近代をとらえる精細でオルタナティヴな視点の探索」へ。『S,M,L,XL+』『パサージュ論』ほか12の書を全編ゼミ形式で読みとく。
1 日常性の美学(ミシェル・ド・セルトー『日常的実践のポイエティーク』を読む;レム・コールハース『S,M,L,XL+』を読む;エドマンド・バーク『崇高と美の観念の起源』を読む)
2 無意識の構造(多木浩二『生きられた家』を読む;バーナード・ルドフスキー『驚異の工匠たち』を読む;J・J・ギブソン『生態学的視覚論』を読む)
3 自生的秩序と計画(ジェイン・ジェイコブズ『アメリカ大都市の死と生』を読む;マンフレッド・タフーリ『球と迷宮』を読む;I・プリゴジン、I・スタンジェール『混沌からの秩序』を読む)
4 歴史の底流(磯崎新『建築における「日本的なもの」』を読む;ヴァルター・ベンヤミン『パサージュ論』を読む;アンドレ・ルロワ=グーラン『身ぶりと言葉』を読む)
付録 難波研究室必読書30冊
「モダニズム運動の陰で捨象された近代をとらえる精細でオルタナティヴな視点の探索」へ。「S、M、L、XL+」「パサージュ論」ほか12の書を全編ゼミ形式で読みとく。巻末に「難波研究室必読書30冊」を付す。
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編者が東大退官後の2010年、研究室OBを中心に始まった読書会の記録。全編担当者による問題提起的レビューと編者解説というゼミ形式で、「日常性」「複雑性」「具体性」「歴史性」「無名性」「無意識」をテーマに掲げつつコールハース『SMLXL+』、磯崎新『建築における「日本的なもの」』、多木浩二『生きられた家』、ベンヤミン『パサージュ論』、ギブソン『生態学的視覚論』ほか12の書をモダニズム諸概念の解体・再編制にむけて読みとく。