[BOOKデータベースより]
“鮮度”と“魚食文化”を担いで女たちは今日も朝一番の列車に乗る―。ワン&オンリーの民俗誌。
はじめに 鉄道と行商
第1章 大阪の「伊勢屋」
第2章 カンカン部隊の登場
第3章 魚アキンドの足跡
第4章 アキンドに生きる―魚行商体験記
第5章 魚を食べる文化
第6章 魚を待つ人びと
おわりに 消え行く行商列車
魚をつめたブリキカンを担いで集団で列車に乗る商人「カンカン部隊」。かつてカンカン部隊だった女性たちを訪ね、また、近鉄に残った最後の「鮮魚列車」を今も利用する伊勢の行商人たちを追った民俗誌/探訪記。
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漁村や農村を起点に、行商人を乗せて日々新鮮な食材を都市に届ける行商専用列車。かつては各地に見られたが、モータリゼーションの進展や流通技術の発展により次第に姿を消していき、いまでは伊勢志摩と大阪上本町を結ぶ近鉄の「鮮魚列車」を残すのみ。著者はその稀少な行商に同行取材を敢行、知られざる行商の実態と歴史、さらに行商が育んできた食文化、人々のつながりを明らかにする。後世に遺すべき、唯一無二の行商列車探訪記。