[BOOKデータベースより]
二千数百年前の竹簡が、数千枚という単位で近年発見され注目を集めている。新領域「竹簡学」で国際的に活躍する著者が中国思想史の空白を埋める。
序論(研究の目的;本書の構成と研究方法、意義)
第1部 「上海博物館蔵戦国楚竹書」の研究(上博楚簡『鄭子家喪』の検討;上博楚簡『成王既邦』の検討)
第2部 「清華大学蔵戦国竹簡」の研究(清華簡『周武王有疾周公所自以代王之志(金縢)』の検討;清華簡『傳説之命(説命)』の文献的特質―天の思想を中心に;清華簡『尹誥』における呼称表記の検討)
第3部 「銀雀山漢墓竹簡」の研究(銀雀山漢簡「兵之恒失」小考;銀雀山漢簡「五議」小考)
附録
2000年以上の時をへて発見された文献は,世界的に注目を集めてその研究が国際的に進んでいる.日本ではまだその研究者は少ない.本書では上海博物館や清華大学ほかに保存される竹簡を資料とし,中国戦国期〜前漢初期の思想史の空白を埋め,通説に大きな修正を迫る.新出土文献の研究に必要な専門用語の解説や古文字の例などを付録として掲載し,中国古代史に興味を抱く研究者や一般にも理解しやすい基礎資料も盛り込む.
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