[BOOKデータベースより]
臨済宗の修行僧(雲水)の禅堂入門から僧堂の歳時記まで古来の伝統に従って今も行なわれている禅の専門道場での修行生活を九十六枚の飄逸な漫画で描く。
入門編(初行脚;掛錫 ほか)
日課抄(開板;規矩 ほか)
参禅録(把針灸治;茶礼出頭 ほか)
歳時記(除策;加担 ほか)
平素は固く門の閉ざされた禅の修行道場(僧堂)内の生活。一歩中へ入れば、そこはまるでいつの時代かわからぬような世界が存在します。薪でご飯が炊かれ、畑には野菜が育ち、大工仕事から裁縫まで、自分達の生活に必要な事はできる限り何でもこなす雲水(修行僧)達。日々、そのような作務(畑仕事その他)から参禅(師匠との禅問答)、坐禅などに打ち込み、古来より現代に到るまで変わらず連綿と続けられている修行生活。
原則として、僧堂を出た者でなければ禅僧にはなれないのです。禅僧の生活力、生きる力の真髄はどこに?! その答えやヒントを本書から見出だす事ができるでしょう。
九六枚の生き生きとした淡彩画で紹介する僧堂の日々。さぁ、門の内を覗いてはみませんか?
* 巻末には旧版を改め、永源寺派管長・道前宗閑老師に、「臨済禅における公案禅の特色」を書き下ろしていただき、さらに、一般には馴染みの薄い専門的な語句の用語解説を加えました。
禅文化研究所ならではの一冊です。
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