- 殺生と往生のあいだ
-
中世仏教と民衆生活
歴史文化ライブラリー 414
- 価格
- 1,870円(本体1,700円+税)
- 発行年月
- 2015年12月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784642058148
[BOOKデータベースより]
地獄の観念が広まった中世は、動物の生命をうばう殺生が罪とされ、狩猟や漁業にたずさわる人々が弾圧された。殺戮をなりわいとする武士の苦悩にも触れ、中世の文化や宗教の特質を「殺生」というキーワードから考える。
生命について考える―プロローグ
古代国家と「殺生」
中世のはじまりと殺生罪業観
寺院・神社による「殺生禁断」
荘園と「殺生禁断」
殺生と武士の苦悩
政策と論理のはざまで―エピローグ
地獄の観念が広まった中世は、動物の生命を奪う殺生が罪とされ、狩猟や漁業に携わる人々が弾圧された。殺戮をなりわいとする武士の苦悩にも触れ、中世の文化や宗教の特質を「殺生」というキーワードから考える。
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浄土教が浸透して地獄の観念が広まり、動物の生命をうばう殺生(せっしょう)が罪とされた中世。狩猟や漁業が全面的に禁止となり、そこにたずさわる人々が弾圧された。実際には肉や魚を食べる矛盾を抱えつつ、なぜそのような宗教的差別が行われたのか。殺戮(さつりく)をなりわいとする武士の苦悩にも触れ、中世の文化や宗教の特質を「殺生」というキーワードから考える。