- 芸術脳の科学
-
脳の可塑性と創造性のダイナミズム
ブルーバックス Bー1945
- 価格
- 1,012円(本体920円+税)
- 発行年月
- 2015年11月
- 判型
- 新書
- ISBN
- 9784062579452
[BOOKデータベースより]
創造する脳がどのようにつくられ、いかに芸術を生み出すのか?科学者であり芸術家でもある著者が、最新の脳研究から新たな境地へ挑む!
第1章 脳と創造(ダイナミックな脳内世界;右脳と左脳のコミュニケーション;ダイナミックに変化する意識と無意識の世界;創造の五つの手法;脳発達と情報創成;自己認識)
第2章 再現的世界の役者たち―特徴抽出(情報を表現する神経回路網の基本単位はニューロン;特徴をつくり出すニューロンたち)
第3章 情報創成の役者たち―学習と記憶(学習とそのルール;記憶の構造―アトラクタ;コミュニケーションによる情報創成)
第4章 脳と絵画(絵画と視覚脳科学;再現的世界とリアリズム;再現的世界の束縛から脱却したモダンアート;脳内情報表現と絵画)
第5章 筆者の絵画と音楽とダンス(筆者の絵画と創作意思;脳と音楽;脳とダンス)
科学者であり芸術家でもある著者が最新の脳研究から新たな境地に挑む! 芸術脳は生まれつきではなく、シナプスの可塑性にもとづく学習と記憶によって後天的につくり出されるという。脳内に形成される外界の世界(再現的世界)と脳内に情報を創発させる情報創成の世界が干渉し合うことで、新たな創造の世界が生み出されるという。内と外の世界のつなぎ方次第であなたも芸術家になれる!?
芸術脳は生まれつきではなく、シナプスの可塑性にもとづく学習と記憶によって後天的につくり出されるという。環境に適応するために脳内に形成される外界の世界(再現的世界)と脳内に情報を創発させる情報創成の世界が干渉し合うことで、それぞれの新しい世界=創造性が生み出される。芸術とは自分の存在を証明するために脳の外と内が相互作用した結果に他ならない!?
「科学と芸術は、同じ脳の営みであるとはいえ、違う。その両者を止揚し脳の創造の仕組みから芸術を解き明かそうとした。一人の人間としての葛藤も赤裸々に語られており、これが面白くないはずがない」(理化学研究所脳科学総合研究センター特別顧問・甘利俊一氏推薦文より)
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