[BOOKデータベースより]
生涯で戯れた女性・三七四二人、男性・七二五人―色好みの男・世之介の一代記を描いた、井原西鶴「好色一代男」。幻想的な怪異の奇譚を優美に綴り、後世の文学に大きな影響を与えた、上田秋成「雨月物語」。遊郭での最先端の流行を背景に「通」の生き様を描いた、山東京伝「通言総籬」。優しい美男子と芸者たちとの三角関係をリズミカルに描いた、為永春水「春色梅児誉美」。江戸、そして大坂。百花繚乱に咲き誇った、一七世紀から一九世紀の江戸期の文学を代表する四作品を、すべて新訳・全訳で。
[日販商品データベースより]江戸、そして大坂。百花繚乱に咲き誇った、17世紀から19世紀の江戸期の文学。井原西鶴・上田秋成・山東京伝・為永春水の、粋で美しく鮮やかな4作をすべて全訳・新訳で収録。
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江戸期は市民の時代であり、先取りされた近代であった。日本の小説は既にこの時期に完成していたのかもしれない。(池澤夏樹)