- 子どものためのラ・フォンテーヌのおはなし
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こぐま社
マーガレット・ワイズ・ブラウン アンドレ・エレ 阿部公子- 価格
- 1,540円(本体1,400円+税)
- 発行年月
- 2015年11月
- 判型
- A4
- ISBN
- 9784772102315
[BOOKデータベースより]
『ラ・フォンテーヌの寓話』は、17世紀フランスの詩人ジャン・ド・ラ・フォンテーヌが書いた寓話集です。それは、教訓的な内容を擬人化した動物などに託して語る物語で、その多くがイソップのお話をもとにしています。ラ・フォンテーヌは、寓話を詩の形で書き、当時のフランス皇帝ルイ14世の、6歳の王太子に捧げたといわれます。この寓話集は多くの人の心を捉え、シャガールやレオポルド・ショボー等、何人もの有名な画家が挿絵をつけました。アンドレ・エレもその一人で、25話を選んで絵本に描きました。本書は、このフランスで出版された絵本を基に、マーガレット・ワイズ・ブラウンが散文で英語に再話・編集したアメリカ版『ラ・フォンテーヌの寓話集』を訳したものです。
[日販商品データベースより]17世紀フランスの詩人ジャン・ド・ラ・フォンテーヌが書いた寓話集「ラ・フォンテーヌの寓話」。教訓的な内容を擬人化した動物などに託して語る物語で、その中から13話を収録した絵本。
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フランス詩人ラ・フォンテーヌの有名な寓話集がとっておきの絵本になりました。マーガレット・ワイズ・ブラウン再話の13篇に、フランスの画家アンドレ・エレの絵が添えられています。“ラ・フォンテーヌのおはなし”は、紀元前から語り継がれてきたイソップ童話を下敷きに、詩人ラ・フォンテーヌが、17世紀当時の皇帝ルイ14世の6歳の王太子に捧げたといわれる寓話集です。シャガールら有名な画家がこの寓話集に心惹かれ、絵をつけてきましたが、アンドレ・エレもその一人。アンドレ・エレが素朴で味わい深いタッチの挿絵をつけフランスで出版した絵本を、さらに再話編集したアメリカ版が1940年に出版され、本書はその日本語訳なのです。主人公は動物たち。ひとつひとつの話は1、2ページでともすればあっさりと読み過ごしてしまいそう。でもそこには人生のおもしろみや切なさ、深ーい真実がうつし出されています。わが家の4歳の娘が好きだったのは「二頭のロバ」。片方のロバは背中に積んだ黄金を自慢に思っていましたが、どろぼうに襲われて死にそうな目にあいます。一方、干し草を積んだロバは無事で、「金目の荷物をはこんだり、りっぱな役目をめいじられたりすることが、かならずしもいいとはかぎらないんだよ」と襲われたロバを諭します。「アリとコオロギ」「オオカミとヤギと子ヤギ」(7匹ではなくここでは1匹の子ヤギ)など、知っていそうで「あれ?」と違いに驚くお話もありますよ。あなたはどんなお話が好きでしょうか?絵も言葉もむずかしくないからこそ、隠れたエッセンスが光ります。一口には味わいきれない、ちょっとずつ時間をかけて読みたい絵本です。
(絵本ナビライター 大和田佳世)
この本に収録されているお話は、子供達がこの先長い人生を歩んでいくにあたり、人の世とはとかくこういうものだというのを子供向けに分かり易く教えてくれる内容となっています。私が子供の頃にこの本に出会っていたなら、もうちょっとマシな大人になっていたかも知れません。(梅木水晶さん 30代・山形県 女の子5歳、男の子3歳、女の子0歳)
【情報提供・絵本ナビ】