[BOOKデータベースより]
家制度、貨幣経済、食文化から恋愛、情報の流通まで、江戸時代から明治時代にかけてさまざまな分野で社会の改革は進んだ。その背後には「消費」という人びとの価値観も快楽のあり方をも変える大きな力が働いていたのだ。気鋭の社会学者の斬新かつ鮮裂な消費社会論。
はじめに 一八、一九世紀の消費の歴史社会学(朝顔の流行;消費の技術;家の消費と私的な消費)
第1章 遊廓はなぜ興隆したのか?(貨幣経済の成長;家と貨幣;遊郭と遊び;消費の行方)
第2章 白米はなぜ好まれたのか?(都市の消費者;米の共同性;商品としての米;感覚の高度化)
第3章 変化朝顔はなぜ産まれたのか?(広告のいかがわしさ;植物と図像;都市のイメージ化;朝顔の予言)
おわりに 消費は何を変えたのか?(家の技術;産業機構の到来;家の代償)
江戸時代から明治時代にかけて様々な分野で社会の改革は進んだ。その背後には「消費」という人々の価値観も快楽のあり方をも変える大きな力が働いていたのだ。気鋭の社会学者の斬新かつ鮮烈な消費社会論。
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近代日本と消費の関係を、独自の事例をもとに歴史的に俯瞰する稀有の書。消費。それは人びとを魅了し、さらに社会の変化を産み出しつづけてきた。消費はいつから人びとを魅了しそして私たちの生活のなかに広がったのだろうか。歴史社会学の立場から、江戸から明治にかけての遊郭という性的消費の市場、白米の主食化と消費の関係、変化朝顔に代表される園芸趣味の勃興といった独自の事例をとりあげながら、近代日本に出現した消費の本質にせまる。気鋭による斬新かつ鮮烈な消費をめぐる社会学。