- 心理療法における葛藤と現代の意識
-
TATに表れた他者のイメージ
箱庭療法学モノグラフ 第3巻
- 価格
- 3,740円(本体3,400円+税)
- 発行年月
- 2015年10月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784422114736
[BOOKデータベースより]
第1章 心理療法における葛藤
第2章 困難の捉え方と他者イメージの推移―2000年代における比較
第3章 他者イメージの特徴から見た葛藤の質
第4章 他者イメージについて語ることがもたらす動きの検討
第5章 表層的な自己関係への閉じこもり―不安の訴えと自己否定を続ける男性との面接
第6章 他者イメージをめぐる連想からの検討
第7章 散逸する「私」―周囲への批判を語り続ける女性との面接
第8章 他者の視点を思い描くことの困難さからの検討
第9章 現代における心理療法とセラピストの姿勢
「葛藤がもてない」クライエントの増加およびその背景にある現代人の意識のあり方を、TATを用いた調査研究と事例研究で探る。
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近年、内面に葛藤を抱えている様子が見えにくいクライエントの増加が指摘されるようになってきた。本書では、この変化は現代という時代を反映しているという前提のもと、変わりつつある人々の意識のあり方をTAT(主題統覚検査)の変法を用いた調査研究、および心理療法の事例研究から捉える試みを行う。特に「他者イメージ」の変化、さらにはそれを深めることによる心の動きを検討することで、現代の心理療法の方向性を探る。