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[BOOKデータベースより]
ナチス的ユートピア、それは「決して起きてはならなかったこと」であった。ハイデガー存在論の最も深い位相をくぐった果てに、世界戦争という今日のアクチュアルな問いを担って、批判的に語り始めようと苦闘した二つの道筋―アレントとレヴィナス。ここにふたたび現代哲学の最前線があらわれる。
1 他者と時間―ハイデガー、レーヴィット、レヴィナス(レヴィナスのフライブルクへ;ハイデガーのマールブルクへ)
[日販商品データベースより]2 役割としての人間―ハイデガーのカント解釈にそくして(ホモ・ヌーメノンの実存感情;道徳的人格性と物在性の交差)
3 第三帝国の存在論―アレントのハイデガー批判(ナチス・ドイツの定言命法?;凡庸な悪とその日常性)
4 近世存在論の超越論的構造―人間的構成力の臨界(認識論的転回の地平を求めて;世界の時間と自由)
5 超越の倫理とレヴィナス―生き残りの視線(感覚の享受、知識の倫理;身体とその過去;差異の時間と身体;顔の無限性と場所の倫理;世界への驚き、たまさかの生存)
なぜ人を殺してはならないのか。アウシュヴィッツの後この問いに答えることは可能か。ハイデガーとその子どもたち、アレント、レヴィナスのはざまに立って、この倫理を語る根拠を、存在のエチカを据える台座を探す。