- 暮れてゆくバッハ
-
- 価格
- 2,420円(本体2,200円+税)
- 発行年月
- 2015年07月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784863851924
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[BOOKデータベースより]
朝食のあとで 二〇一四年長月
[日販商品データベースより]好きと嫌ひと 二〇一四年神無月
松にまじりて傘寿皇后のピアノを聴く 二〇一四年霜月
亡き弟の霊と対話しつつ過ぎた、手術の前と後 二〇一四年臘月
小手術の前と後
オフィチウムを聴きながら作った歌
空白を乗せた列車 二〇一四年臘月
ライヴァル考
水仙と霜 二〇一五年睦月
暮れてゆくバッハ〔ほか〕
言の葉の上を這ひずり回るとも一語さへ蝶に化けぬ今宵は
この本は、一見すると、きはめて形而下的な契機によつて成立したやうに見える。しかし、詩歌といふのは、さういふ形而下的な動機を超えて動くものだ。
作者は、それまで長く続けて来たいくつかの仕事を辞めた。そのためもあつて、詩や歌をつくる悦びを覚えるやうになつた。どうやらその流れが、この本の底のところで、ささやかな響きを立ててゐるやうに作者は思つてゐるのだが、錯覚であらうか。
(著者あとがきより)
・ 短歌、詩、随筆を収録した第32歌集(第33作品集)。
・ 著者直筆の挿画、原稿を一部、カラーで収録。