[BOOKデータベースより]
アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリは、1900年にフランスのリヨンで生まれました。ちょうど飛行機が発明された時代で、アントワーヌは、小さいころから空を飛ぶことにあこがれていました。若くして飛行士となったアントワーヌは、郵便を運ぶ飛行機を操縦し、まずヨーロッパ、つぎに西アフリカ、そして南米大陸に郵便ルートを開拓していきました。アントワーヌは、山脈や砂漠のうえを飛び、強風や嵐のなかを飛びつづけました。飛行機のうえから地上の人々のくらしを見つめ、思索を深め、さまざまな作品を著し、なかでも世界じゅうでいまも愛されつづけている童話『星の王子さま』を遺したサン=テグジュペリ。この作家の生涯を、国際アンデルセン賞画家賞受賞作家ピーター・シスが美しく繊細な筆致で細部まで描きあげた、心に残る一冊。小学校低学年〜
[日販商品データベースより]飛行機の上から地上の人々のくらしを見つめ、思索を深め、様々な作品を著し、世界中で今も愛され続けている童話「星の王子さま」を遺したサン=テグジュペリ。その生涯を美しく繊細な筆致で描き上げた心に残る1冊。
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子どもから大人まで、心に深く残る物語として世界中の人々に愛されている『星の王子さま』。その作者であるサン=テグジュペリとは、いったいどんな人物で、どんな背景からこの名作が生まれたのでしょうか?アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリは、1900年にフランスのリヨンで生まれました。世界は心おどる発見の時代。ちょうど飛行機が発明された時代です。小さい頃から空を飛ぶことにあこがれていたアントワーヌは、12歳の時に自分で考えた空を飛ぶための機械を作り、大人になると兵役を経て、航空会社の郵便物の輸送の仕事を始めます。その仕事の中で、サハラ砂漠のそばの飛行場で不時着した飛行士を救助したり、南米大陸に新たな航空郵便路線を開拓したり、さまざまな体験を重ねながら世界中を飛び回ります。同時に、飛行中に読み書きするのが好きだったというアントワーヌは作家としても活躍し、多数の作品を出版します。驚くのは、まだ飛行機が開発途中の時代にあっての、危険と常に隣り合わせの冒険飛行ぶり。機体のどこかが故障したり、墜落して砂漠をさまよったり、大ケガを負ったり…。それでも仕事や遊びで空を飛び続けたアントワーヌは、本当に空を飛ぶことが好きだったのだということが伝わってきます。しかし空の上から世界を眺めて感じた思いや、たびたび過ごした砂漠でのしんとした時間の中での思索が、アントワーヌが遺した数々の作品や、『星の王子さま』への創作の泉になったことがうかがい知れると、ますます作品にも興味がわいてきます。そんなアントワーヌの波乱に満ちた生涯を、国際アンデルセン賞画家賞受賞作家ピーター・シスが、美しく繊細なイラストで紹介しています。アントワーヌの生涯をたどる文章とは別に、ちょっとしたエピソードや、その時代に起こった関連の出来事なども緻密なイラストとともにページにちりばめられ、見るたびに発見がありそうです。何度も眺めたくなる美しい伝記絵本。ぜひじっくりとお楽しみ下さい。
(絵本ナビ編集部 秋山朋恵)
サン=テグジュペリの生涯、と副題にある通り、
『星の王子さま』の作者の伝記絵本。
ピーター・シスさんが、丁寧にまとめています。
家族構成から時代背景、飛行機の進化など盛りだくさんですが、
本文と、絵の中での解説が重厚に織り上げられ、その配置も芸術的です。
飛行機乗りのエピソードは存じていましたが、
これほどまでに墜落や不時着などを経験していたとは驚きです。
兵役も経験しているだけに、あの深い物語の意味を思います。
飛行機とともに生きた人生でもあったのですね。(レイラさん 50代・兵庫県 女の子1歳、女の子0歳)
【情報提供・絵本ナビ】