内容情報
[BOOKデータベースより]
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いまだから伝えたい当時の思い出、平和への祈り。戦後はまだ終わってはいない。
戦争という事実（山藤章二）
未来への飛脚（森村誠一）
ある少年の戦中戦後史（畑正憲）
父の背を見て育った小倉の日々（松本零士）
屋根裏部屋の絵本描き（ちばてつや）
低温火傷（勝目梓）
戦後７０年。あの戦争とは、何だったのか。ちばてつや、森村誠一、畑正憲、松本零士、山藤章二、勝目梓の６名が語る、７０年前の「体験」。「小説現代」２０１５年２月号〜７月号掲載の記事をまとめる。
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山藤章二「ふたつの時代を生きた幸不幸」−−天皇陛下が神だったあの時代。山藤氏の目を釘づけにした一枚の写真とは。
森村誠一「未来への飛脚」−−憲法九条は、第二次世界大戦から日本が学習した教訓（レッスン）である。日本最後の熊谷空襲を体験した森村氏が70年間訴えてきたこととは。
畑正憲「ある少年の戦中戦後史」−−父親に連れられ満州奥地のイーメンパへ。小さな輸送船で帰国し、目にした内地。少年の心に焼きついた戦争という風景とは。
松本零士「父の背を見て育った小倉の日々」−−毎日のようにB29の大編隊を見た少年の日々。父は陸軍航空部隊のテストパイロットで、バンコク上空で終戦を迎えたが。
ちばてつや「屋根裏の絵本描き」−−満州の奉天で終戦を迎え、暴動から逃げ、屋根裏に隠れ住む生活から帰国までの道程とは。
勝目梓「長崎炭鉱労組闘争記」（仮）−−戦後の民主主義の隆盛を身を以て体験した勝目氏の「新しい日本」とは。