鏡映反転

紀元前からの難問を解く

岩波書店
高野陽太郎　

• 価格: 2,970円（本体2,700円＋税）
• 発行年月: 2015年07月
• 判型: Ｂ６
• ISBN: 9784000052481

内容情報

[BOOKデータベースより]

なぜ鏡の中では“左右”が反対に見えるのか？―一見、かんたんな問題のようで、実はプラトンの昔から、数多くの哲学者や物理学者の挑戦を退けてきた。しかも、常に「左右が反対に見える」わけではない。誰もが知っている現象なのに、２０００年以上も謎でありつづけたこの難問を、科学的な分析と実験によって解決する。

第１章　鏡の中のミステリー（鏡映反転；即席の説明　ほか）
第２章　さまざまな説明（移動方法説；左右対称説　ほか）
第３章　鏡映反転を説明する（さまざまな鏡像；手がかり　ほか）
第４章　説明を検証する（実験のあらまし；「視点反転」対「表象反転」　ほか）
第５章　理解を深める（表象反転；視点反転　ほか）
第６章　他説を反証する（「鏡像と重なる」という説明；物理的回転説　ほか）
第７章　科学的解決と社会的解決